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「例会挨拶10・04」
国会では、いよいよ代表質問も始まったが、極めて淡々として、きちんとした答弁がなされていたと思う。 しかしながら、質問者が委員会と本会議を間違えているんじゃないかという感じで、80問だったかの質問をされたが、わたしどもの感性からすると、如何なものかというのが率直な感想だ。 むしろ、厚生労働委員会や予算委員会できちんとして頂いた方が、より現実的ではないかと思う。 また、鳩山幹事長の質問を聞いていると、テロ対策として行っている給油活動の延長には基本的に反対で、話し合いにも応じないと言っているように感じた。 民主党は、参議院で障害者支援法の改正とか、年金保険料に関しての法案などを、新しく議員立法で出されているが、それでは、それらの件に関しても事前に協議もしないということなのだろうか。 これでは話が、全然前に進まなくなると、常識的にはそういうことになるだろう。 まあ、国会もまだ始まったばかりなので、そのうち落ち着いてくるとは思う。 また、一連の質問で、ミャンマーの話が出てこないのは如何なものか。 ミャンマーに関しては、これまでもいろいろ日本としてはやってきたが、私の経験でも、あそこの外務大臣と話をしても、らちが明かないというのが正直な実感だった。 もちろん、そういった形で政府として再三にわたって話はしているが、今、積極的にやるべきことは、ミャンマーに影響力のあるASEANや中国への働きかけ。 軍事政権による民主化要求への弾圧には、はっきり日本としての意見を言い、ASEAN・中国への要請も含め、日本政府としてはやってしかるべきだ。 今後は、人道案件等に限って行っている現在の経済支援、これに関しても、更にきちんと絞り込むような形で検討されるだろう。 少なくとも日本人が1人殺されている現実をふまえ、そういったものも含め考えていかないといけない。 先程の給油活動については、これは日本の国益に関する話であり、院で第一党が違う時は、双方で協議し合って、国家国益を考えてやっていくのが当然だ。 ドイツやフランスでも同じ状態だが、与野党で建設的な話し合いを持つのが当然で、「話し合い=談合」とか「密室」というのはまったく話が違う。 政党間でプロジェクトチームなど、今まで例がないものを作っていくなど、方法はいろいろあるだろうが、皆さんの知恵を拝借し、今後、国会がスムーズに進むよう、お力添えを頂きたいと思う。
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