【議員会館】 〒100-8981 東京都千代田区永田町2-2-1 衆議院第一議員会館301号室 電話：03-3581-5111（代表） 【筑豊事務所】 〒820-0040 福岡県飯塚市吉原町10-7 電話：0948-25-1121 ≪　戻る 2007年11月22日 「例会挨拶１１・２２」 先週、新テロ特措法案が衆議院を通過し、ようやく参議院でも、来週から動き出すような形になりつつある。 そもそも、インド洋での給油活動をしっかり継続するこの法案を通す為に、この臨時国会を開いたみたいなものだ。 そういった意味では、この国会で、きちんとした形であげていくというのが大事なことであり、大島国会対策委員長も同じようなお気持ちだと思う。 国際社会から最も期待されているのが、この活動であり、いろんなことが言われているが、少なくとも６年前に検討したときも、これが一番、日本にでき得ることで、国際社会から評価されるということで、行ってきた。 きょう、福田総理も各党の党首と会談をするなど、いろいろな努力をされているが、これはいわゆる問責決議とかいった、政局にすべき種類の話ではないので、ぜひ、この点だけは、きっちりとあげていきたいと思う。 明日、２３日、晴海ふ頭に給油艦が帰ってくる。 私も出迎えに行くことにしているが、極めて過酷な状況の中で頑張ってくれた隊員が帰ってくるので、ぜひ、１人でも多くの人に出迎えてもらえればと思っている。 若い隊員が、脱走ゼロ、無銭飲食ゼロ、軽犯罪ゼロ等、また他国に比べて圧倒的な士気の高さ、隊律の厳しさをもって行ってきた活動が、世界で評価されるところでもあり、そういったことが、日本の国力、ブランドを高めている。 間違いなく、頑張ってきた彼らを、我々はもっと敬意と感謝をもって迎えて然るべきだと思っている。 さて、今、株価が、１万５０００円を割ったが、先の参院選で、「自民党が完敗したら株が下がります」と言った時は、「何てデタラメなことを言うんだ」とマスコミにも随分言われたが、実際、そういったことになった。 いわゆるサブプライムローンの話も関係して、下がっていることもあるが、一方、円は上がってきており、今、１０８、１０９円というところまできていると思う。 そこで、頭に入れておいてもらわないといけないのは、「円高になれば株安になる」と昔からよく言われているが、それは定説としては日本から海外にモノを大量に輸出して外貨を稼いでいる時代は間違いなく正しかった。 しかし、今は、日本は国際収支で年間約２０兆円、稼ぎ出している。 その内訳は、貿易の収支が８兆円、いわゆる日本の資本収支という、海外に貸してあるお金の金利が返ってくる等で１１兆。 貿易収支、つまり売ったり買ったりよりも、金を貸している金利の方がよっぽど大きい。 そして、残りの約１兆円が、特許収支。 そういったものの積み重ねで、約２０兆円になっているのだから、円が高くなれば石油の値段を安く買えるわけで、そういう意味では、円高になったから単純に株安になっていくというような昔の発想とは、今は全然、時代が変わっている。。 年末、地元に帰って株価の話も結構出ると思うが、そんなに日本経済は、基本的なものが悪くなっている状況ではないということは、頭に入れておいてもらえればと思う。