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2009年12月3日
「例会挨拶09・12・03」
【要旨】
● 現下の日本経済について、景気・雇用を中心に、いろいろな方がいろいろなことを言われているが、政策の一つ一つをあげつらうことはしない

● ただ、経済全体を考えれば、政府としてしっかりと富の分配をする為には、経済を成長させなければならない。しかし、その成長戦略は見えてこない

● デフレと言うが、資産デフレが最大の問題だ。土地・不動産価格が下がれば、企業の担保力が落ち、金融機関の貸出に影響が出る

● また、需要がない状態では、いくら金融を緩和しても効果が薄いことはすでに経験済みだ。ここは財政政策を効率よく行うべきで、公共事業もためらうべきでない

● 先行きが見通せないデフレ下では、「あしたになればもっと安くなるかも」と、購買意欲が失われる懸念もある

● もう一点。米軍の普天間基地移設問題について、結論が越年されるとのことだが、それは何の為だろうか。これには長い経緯があり、もう一度勉強していただければ、理解いただけると思う

● 日米安保体制の根幹にかかわるものであり、そもそもは普天間の危険を取り除くことから始まったものだ

● 一連の地方選挙も経ており、これを約束通りにやることに勝る方法はない

● 日米関係が悪くなれば、それはアジア全体に影響が出てしまうと憂いている



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