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2010年2月4日
「例会挨拶10・02・04」
【要旨】
● 昨日で鳩山首相の施政方針演説に対する代表質問が終わった。鳩山首相からは、先の衆議院選挙での国民との契約であるマニフェストを修正、実行しなかったことについての説明はまったくなく、その総括なしに進んでいる。優先順位をつけないと政策は実行できないが、どういう優先順位でやるのかの説明もない

● 「命」という言葉が多かったが、言葉が踊っているという指摘もあったように、「命」には「政治生命」など、いろんな意味もあるのではないかとさえ思う

● 国民の最大の関心の一つは政治資金に関する話だが、鳩山首相からはご自身のことについて、お詫びはあったが説明がない。お詫びは何十回も聞いたので、国民が期待しているのは詫びではなく説明だ

● また、民主党の小沢幹事長に関する疑惑も同時並行で存在する。不起訴になるとか、起訴になるという話は政治資金規正法違反の話で、その他にも、裏金や土地疑惑、消えた政党助成金の話など、疑惑はいくつもある

● 起訴や不起訴で「黒」であるかを判断するのは検察の仕事だが、仮に「黒」じゃなかったとしても、今のままでいけば灰色だ。昔、「灰色高官」という言葉があったが、「灰色幹事長」という言葉もある。自分が「黒」ではなく「白」だと証明するのはご自身であり、ご自身で「白」だということを説明してもらわなければならない。検察の判断は検察の判断で、自分が「白」だということは、かかってご自身の説明責任によっている

● このまま逃げの一手という訳にはいかないのであり、我々自民党としては、国会論戦の中で突いていく必要がある

● 首相は小沢幹事長のまま参議院選挙に突入すると言っているようだが、一番肝心なことは自浄能力が問われているところだ。我々もかつて同じような話があったときには、自らで責任を果たしてきた。自浄能力というのものが民主党内から出てこないと、歴史の教科書にあるような、国際連盟を脱退した松岡洋右にみんなが拍手を送ったのと同じようなものだ。後にそれは誤った判断だったと言われているが、あのとき拍手した国会議員の責任は大きく、またそれを批判しなかったマスコミも非難されてしかるべきだ

● 「おかしいものはおかしい」と堂々と意見を言うのが、政治家としての矜持であり、特に野党としては、その矜持や勇気をきっちり持っていなければならない。責任ある政治を今後とも目指していかなければならないと改めて思っている



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