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きょうたろう

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2010年5月20日
「例会挨拶10・05・20」
【要旨】
● きょうの新聞に「ハトる」という言葉が書いてあったのが目にとまったが、早い話が「できないことを約束をすること」、こういうことになるんだと思いながら見た

● たとえば普天間基地移設の話。月内に共同声明を出すとか、日本とアメリカの間で最終調整するとか、いろいろなことが言われているが、その中に辺野古への移設を明記すると書いてあるものもある。それは、過去約13年にわたって自由民主党が、地元や米軍との間で作り上げた話に戻るということだ

● 民主党はその13年間の話を、去年の9月突如「NO」と言った。なぜ「NO」なのかという説明は一切ない。とにかく「県外移設、できれば国外移設」と言っていたものが元に戻るわけだが、それならこの1年間はなんだったのか

● この1年間、沖縄や移設に関係するの人たちの気持ちはもてあそばれた。これは全くふざけた話で、そう感じている人は多いと思う。この1年間、混迷を極め、首相本人が抑止力の意味が理解できていなかったとか、そんな話で日本の対外的な信用を落とし、日米関係がぎくしゃくし始め、数え上げれば切りがないほどの問題が生じ、大変国益を損なった

● そういった意味では「ハトった」結果、このようなことになったんだろうが、こういった点は追及されてしかるべきだ。一切責任取らないのも「ハトる」ことなのかもしれないが、私はそういった点が一番問題だと思う

● また、口蹄疫の話だが、10年前に発生した時は、江藤隆美先生や山中貞則先生のご指導もあり、我が党の担当者が遅滞なく対処した。お二人の先生方は亡くなられているが、ご記憶の方も多いと思う。この時と比べてみたら、初動が遅かったことは明白ではないか

● 農相が海外に行っていたとか、いろんな話があるが、ことの重要性を「役人から聞いていなかったから」と言うのは、それは役人を信用していないからそうなるのだ。政治主導と言うが、こういう対応ができない政治主導は問題だ。農相の発言を聞いていると、何か勘違いしておられるのかなという感じがする

● 我が党としては議員立法の提出も検討している。感染していない牛や豚を殺処分することは、私有財産を侵すことことにもなるので補償も必要だろうし、また処分した家畜を埋設する場所の問題もある。いずれにしても、我々としては、政府に対応を急がせなければならないのはもちろんだが、責任についてもきっちり追求していくべきだと思う

● 通常国会の会期があと1カ月ということで、与党は強行強行で話を進めているが、明らかに異常な状態が続いてることは確かだ。我々は、この異常な事態になっていることをはっきり主張し、どこが問題なのかという点をさらに詰めていく必要もある



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