麻生太郎オフィシャルウェブサイト
ホーム

麻生太郎事務所
【議員会館】
〒100-8981
東京都千代田区永田町2-2-1
衆議院第一議員会館301号室
電話:03-3581-5111(代表)
【筑豊事務所】
〒820-0040
福岡県飯塚市吉原町10-7
電話:0948-25-1121
プロフィール 講演・論文 我が選挙区 活動報告 出版物 記者会見 リンク きょうたろう

きょうたろう

≪ 戻る
2010年5月27日
「例会挨拶10・05・27」
【要旨】
● 国会の会期末まで残り2週間あまりとなった。鳩山首相は、普天間飛行場の移設問題の解決に向けて、「職を賭して」など、いろいろな表現を使っていたが、5月31日までに決定するという話に至るまでに、どういう経緯で今の形で決着しつつあるのか思い返して欲しい

● そもそも、昨年9月に環境アセスメントもほぼ終わっていたものを、「この案ではダメだ」と言って差し戻してスタートした。しかし、普天間飛行場をキャンプシュワブ沿岸に移設する案が、なぜダメなのかという明確な説明は1回もなかった

● そして今、約8ヶ月ぐるぐる回って元に戻る。自民党の原案とほぼ同じものになるのであれば、この数ヶ月は何だったのかということになる。沖縄県民からすれば、「俺たちを愚弄している」としか思わないだろう

● 結果的に元に戻るとなれば、日米の同盟関係を考えても、「甚だ日本は信頼できない」ということになる。「トラスト・ミー」と言った通り、ちゃんと元に戻したというような冗談は通じない。極めて責任の重い話で、鳩山首相1人に振り回されたという話ではなく、内閣としてやると言っていた以上は、責任をきっちり取ってしかるべきだ

● 普天間飛行場の移設問題は、自民党の多くの人たちの労力を結集して案をまとめてきた。それだけでなく、沖縄の地元の方々、相手側のアメリカの人たちが一緒になって、みんなで出した結論を、数ヶ月間振り回した挙げ句に元に戻すのでは、無責任のそしりは間逃れない

● 会期末を控えて、郵政の話がクローズアップされているが、郵政民営化は、小泉内閣の時にこの一点で衆議院選挙までやり、圧倒的国民の支持を得て法案を成立させた。出来上がったものを、金科玉条のごとく修正することは一切まかり成らないと言ってるのではないので、改正、修正することは十分考えられるが、貯金限度額を1,000万円から2,000万円に引き上げるなど、多くの問題がある。それにも関わらず、当時100時間以上の審議をしたのに、今は数時間の審議で成立させようとしていることは、かなりの暴挙で、もっときちんと時間をかけて審議してしかるべきだ。改革には、改善もあれば改悪もあるので、よく詰めた上で話をしなければならず、拙速に過ぎるのはいかがなものかと思っている



Copyright 1999-2005 ASO TARO OFFICE All Right RESERVED.