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「例会挨拶11・09・08」 【要旨】 ● 総辞職した菅内閣から野田内閣に替わって約1週間が経った。支持率が回復したとの報道であるが、新しく民主党政権に替わった鳩山内閣に失望し、菅内閣に絶望した反動もあるのだろう
● しかし、野田内閣を見れば、陣容は派閥均衡、政府提出法案を党が事前審査するという。これこそマスコミが「古い自民党」の体質だと叩いたそのものではないか。「古い自民党」の体質が民主党に移れば、それはいいことになるのか。これは、民主党が「自民党化」していることを意味している。つまりは、政策決定の一元化だの政治主導だのと言ってきた、今までの民主党政権が機能していなかったを自ら証明したに過ぎない。これが、この2年間を見て、野田首相が出した結論なのであろう
● 野田首相は、3党による協議機関の設置を提案されているが、自民党としては受けるべきだと思う。拒む理由はない。国の為、特に被災者の為になるなら進めるべきだ。しかし、震災復興についてはさることながら、経済対策や税制改正について、少なくとも民主党内の意見はきちんと一本化してもらわないといけない
● 3次補正についても、きちんとまとめてもらわなければならないが、それがまとまらないというなら、政権担当能力を問われて当然だ
● そもそも、マニフェストも破られた。目玉政策も軒並みできなかったし、政策決定の一元化さえできなかった。ここまでマニフェストが無意味化したのなら、もう一度、国民に信を問わねばならない。どの段階かは別にして、国民生活に迷惑がかかることを極力避けるという観点からすれば、予算にメドがつけば、自民党としては解散を要求するのが当然だ。その覚悟で、臨時国会に臨むべきだと思う
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