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2012年5月31日
「例会挨拶12・05・31」
【要旨】
● 昨日、野田首相と小沢元民主党代表との会談が行われた。会談の結果については、大方の予想通り、してもしなくても変わらなかったということだ

● そもそも、同じ党内の人が会うのに、仲人を立てて、その調整に1週間も要すること自体が、「決められない政治」の象徴のような話だ

● 今後、野田首相は一体どうされるのか。「内閣の最重要課題」、「政治生命を懸ける」とまで言われているのなら、(一体改革の特別員会では)公聴会の日程も決まっており、今国会中に結論を出すべきだ。自民党としては、社会保障政策に関する対案も用意しており、あとは野田首相の決断次第だ

● 決断を下せないまま、結論を出さないまま、そのままにされることはないだろうが、これに関して“玉虫色”の決着はない

● 毎回申し上げているが、結論を得る為には、少なくとも、参議院において問責決議を受けた閣僚2人がいるままでは問題がある。加えて、(外国人登録証と不正入手していた疑いのある在京中国大使館の1等書記官との接点が取り沙汰されている)農水大臣と副大臣の事案もある。この件に関しては以前、参議院で西田(昌司)議員が、また、衆議院で稲田(朋美)議員が質問していたはずだ

● この3閣僚を置いたままでは、事が進むはずがない。即座に交代、大幅改造させるべきだと、いろんなチャネルを使って申し上げてきたが、かれこれ1カ月以上が過ぎている。その理由は、輿石幹事長に行き着くのかもしれないが、全て、事を荒立てないように、党を割らないようにという優先順位の付け方が、結果として、一番大事なものに関して結論を下せない状況を自ら作ってしまっているようにしか見えない

● この決着が付かず、参議院において首相の責を問う、また、衆議院で不信任案をという話になってきたりして、政治に対する不信を増長することは避けたいと思っているので、早急に結論を出して、事を着実に進めていかれることを切に希望している



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