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2012年9月20日
「例会挨拶12・09・20」
【要旨】
● 自民党総裁選も佳境に入ってきて残り1週間というところだが、きょうは、最近中国で起きている一連の事態について一言触れておきたい

● これは「反日デモ」というものではなく「暴動」だ。デモとは本来、己の主張をプラカードなどに掲げるといった示威行動、示威運動であるはずだが、投石、破壊行為、また略奪などというのは、「デモ」ではなく「暴動」、または「テロ」の範疇だ。こうした行為はメディア映像で世界に流れている

● このような行為を中国当局は黙認する形で、むしろ「責任は日本にある」と扇動しているのは話の他だ。自らの国の統治を自らの責任で行おうとしない国は、国際社会の一員として認められるものではない

● (日本)政府としては、在留邦人と日系企業の安全を確保するよう、強く要請すべきだ。通関業務に関してもそうだ。こうした国際社会の常識から逸脱した行為に対しては、黙っている必要はなく、はっきり行動しなければならない。それなのに、関係省庁の会議に防衛省を呼んでいないのでは、中国側に間違ったメッセージが伝わることになる

● 日本としては、領土・領海を守る為に法的にも物理的にもきちんと整備していかねばならない。当たり前の話だ。その上で、日米同盟をより信頼できる強固なものとし、西沙・南沙諸島で中国の横暴に直面しているASEAN諸国との連携も深めていくべきだ

● 日本では、中国と同じように、国旗を燃やすような行為をする者はいない。ここはすごく大事なところだ。皆、冷静に受け止めているが、それだけでなく、冷静に怒らねばならない。そうした、成熟した国民を誇りに思う。今後も、「毅然」と言葉で言うだけでなく、厳しく対処していかねばならない

● 総裁選に関しては、充実した論戦が行われている。与党も党首選をやられているが、世間の関心も低いように思われる。我々は野党ではあるが、いろいろとメディアにも取り上げられている。今回の総裁選では、未だに党員投票を済ませてない人の比率が高いように思う。今までは、2日から3日で済ませている人が多かった。それが、今回は「今からテレビを見て決める」など、関心が高いのだと思う

● 町村候補が体調不良で入院されているが、1日も早く回復し戦線に復帰され、他の候補者と共に国民に訴えていくことができるよう願っている

● きょうは、安倍晋三候補が秋葉原で街頭遊説されることになっている。秋葉原では6年前の総裁選で、安倍、谷垣、麻生の3候補で街頭演説を行った。今回は、候補者ではなく応援者として伺う。ぜひ、ご参加いただければと思っている

● いずれにしても、残り1週間。こうした日々の努力が結果として総選挙の時に役立つので、有権者、党員とのコミュニケーションを、こうした機会に密にしていただくことが大事だ



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