麻生太郎オフィシャルウェブサイト
ホーム

麻生太郎事務所
【議員会館】
〒100-8981
東京都千代田区永田町2-2-1
衆議院第一議員会館301号室
電話:03-3581-5111(代表)
【筑豊事務所】
〒820-0040
福岡県飯塚市吉原町10-7
電話:0948-25-1121
プロフィール 講演・論文 我が選挙区 活動報告 出版物 記者会見 リンク きょうたろう

プロフィール

≪ 一覧に戻る

嘉麻の里
2008年1月号 『 とてつもない日本』
   新年明けましておめでとうございます。
 皆様それぞれに思い思いの正月休みを取られたことと存じます。私も今年は久しぶりに公式行事に出なくてよくなったのを幸いに、家族揃っての休日を過ごさせて戴きました。 昨年は統一地方選挙、参議院選挙、さらに自民党総裁選挙と、私にとりましては一年中選挙に追われていたような一年でした。ご存じのようにほぼ1年の間に2度も総裁の椅子を争う経験をさせて戴きました。佐藤栄作先生をはじめ、総裁選挙に3回敗れた方はいらっしゃいますが、1年間に2度の総裁選挙を経験された方はこれまでほとんどおられないそうで、よい経験をさせて戴いたと存じます。同時に過去3回、変わらず麻生を応援して下さった党員、党友、そして議員各位に心からお礼申しあげる次第です。
 さて昨年は、本を2冊出版致しました。「自由と繁栄の弧」と「とてつもない日本」の2冊です。大体、政治家の書いた本なんてものは、通常数千部、よくても2、3万部くらいの売れかたなもんだそうです。ところが新潮社から出版された「とてつもない日本」は、16万4千部売れて、まだ販売断続中だそうです。
 過日の読売新聞の「よみうり堂から」という所見欄が以下の記事を載せております。
 「新潮社の本館4階資料室に革装本コーナーがある。昭和31年に三島由紀夫の代表作『金閣寺』がベストセラーになり革の特装本4部を作り、2部を著者に寄贈、2部を保存したのをきっかけに、10万部を突破した単行本を革装にしている。このほど外務大臣の麻生太郎著『とてつもない日本』(新潮新書)が16万4000部となり、510点目の"殿堂入り"。祖父で元総理大臣の吉田茂『回想十年』、没後30年になる伯父の作家、吉田健一『交遊録』に続く3代連続の大記録だ。(以下略)」
 「なぜ売れたんですか」と、この報告に来られた新潮社の編集長に尋ねてみました。ちょっと考えてからの返事は「世の中、悲観的な話が多い中で、この本は楽観的な視点から書かれていて、読者に夢とか希望を与えるからだと思います」というものでした。
 確かに新聞を見てもテレビを観ても、親殺し、子殺しといった類のおぞましい話に始まり、格差社会、少子化、中高年者の自殺、不況による連鎖倒産などの痛ましい話が溢れています。
 しかしよく目を開いてみると、世の中、よい話も一杯あるんじゃないですか。日本ではマスコミは事件性のある話に飛びついては何かと囃し立て、煽ることはあっても、よい話は滅多に記事になることはありません。
 例えばイギリス国営BBC放送が3年前、世界33ヵ国、約4万人に対してアンケート調査をしております。そこで世界に最も良い影響を与えている国として挙げられた国が日本です。一昨年も同様に27ヵ国を対象にやりましたが、やはり日本が2年連続一番の地位を与えられております。これってスゴイと思いませんか。世界各国で日本の貢献度が一番と言われているんですよ。イギリス国営放送がやったんですから、イギリスが一番になるだろうと思って実施したに違いないと思います。ちなみにイギリスは4番だったと記憶します。
 イラクやインド洋の作戦で一人の脱走者も出さず、婦女暴行、無銭飲食含め軽犯罪一つ犯さない若い自衛隊員の規律の正しさに、一緒に戦っているイギリス・オランダ軍が感心する。もちろんイラクやパキスタン政府も感謝する。カンボジア政府に頼まれ、カンボジアの民法や民事訴訟法をカンボジア人と一緒になってクメール語で作り上げた法務省所属の3人の日本女性司法官は、いずれも30代の人たちです。
 こういう人たちの人知れぬ活躍によって、日本というブランドが高く評価されているんです。「近頃の若いヤツは・・・」とシタリ顔で偉そうにいうオッサンたちこそが問題だと思ったりします。「とてつもない日本」は、普段私が考えたり、見聞きしていた建設的で元気が沸いてくるような話に私の見解をつけ加えたものです。まだ売っているそうですから、正月休みにでもご一読戴けたら幸いと思いつつ、今年の初稿とさせて戴きます。


Copyright 1999-2007 ASO TARO OFFICE All Right RESERVED.