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講演・論文
2007年4月 6日 「世界で最も良い影響を与えている国」の自覚を!!

   読者の皆さんの中にも、新社会人の仲間入りをされた方々がいらっしゃると思います。
 外務省でも2日に入省式を行いましたが、「朝起きるときは希望を持って目覚めろ。昼間は勤勉に働け。夜は感謝して寝ろ。そして、日本の国際的評価はものすごく高くなっている。こういう事実を頭に入れ、今から諸君は行動しなくちゃいかん」といった趣旨の挨拶をしました。
 これまでも日本の国際的評価の高さについては触れてきましたが、「ホント?」と疑っている方も多いはず。そこで実際に数字でみてみましょう。
 一昨年、英国の公共放送であるBBC(英国放送協会)が、「世界で最も良い影響を与えている国はどこか?」といったアンケートを33カ国、計4万人を対象に行いました。いったい、どこが1位だったと思います?
 そう、実は日本が1位、昨年の調査でもカナダと並んで日本がトップでした。2年連続の名誉ですが、これが海外における日本の評価なのです。
 では、なぜ評価されるのか。様々な要因がありますが、西洋物質文明の今の時代にあって、日本の伝統や文化をきっちり残し、日本語を維持していること。そして、世界第2の経済大国にのし上がり、1975年の第1回サミットから今日まで、チャーターメンバーとして参加し続けている欧米以外では唯一の国家だという点も大きいでしょう。
 前回、パレスチナの話を書きましたが、アラブの人たちも、このあたりを最も評価しているところです。しかし、われわれ日本人の中にそういう自覚があるかと言えば、たぶんほとんどの皆さんはないんじゃないでしょうか。
 ですから、新しく社会に出た皆さん。今後は会社や社会などのため頑張っていかれるんでしょうが、日本がそういう目で見られているということを自覚し、それに応えるという気概や意欲をぜひとも持ってもらいたいと思います。それはビジネスはもちろん、今後の長い人生の中で大きな財産となるはずです。
 さて、私はよくソフトパワーの話をしますが、このたび外務省管轄の日本を紹介するホームページ『Web Japan』に中国語版を追加させました。少なくとも世界で15億人ぐらいが使う言葉ですから、これは絶対に必要なことです。
 同時に私はある事も指示しました。それは、HPはアニメなどを使った見やすいものにする。日本の今の文化、いわゆるサブカルチャーと言われるコミック、ポップミュージック、ゲームやファッションに関する情報も出せということです。
 ただ、お役人というのはこうした事に対する訓練がなかなかできておりません。自分の子どもらに情報を聞いたりし、それなりに苦しんでいるようですが、親子のコミュニケーション作りにも一役買っているはずです。
 私も22と19になる子供がおりますが、政治家なんてしてますと、子供は父親の背中しか見たことがないという環境になりがちなもの。それでも親子の対話やコミュニケーションが成りたってきたのは、私の方が子どもたちよりコミックなどに詳しかったからだということは間違いありません。こんなところにもコミックの効用はあるのです。
 

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