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講演・論文
2007年5月11日 役人を生かしてこそ政治家

  ゴールデンウイークも終わり、いよいよ第166回通常国会も終盤にさしかかってきました。
 国民投票法案や教育改革関連3法案、社会保険庁改革法案をはじめとする重要法案などについて日々、真剣な審議が行われておりますが、来週には国家公務員法改正案の趣旨説明も行われる予定です。そこで今回は、公務員改革を行うにあたり、忘れちゃならん点について書いてみたいと思います。
 まず私が強く感じていることは、政治家が役人をきちんと使いこなさねばならない時代になったということです。
 かねてより、日本の役人というのは優秀で、それなりに信用も高かったと思います。例えば、江戸時代で言えば与力や奉行、老中などといった人々でしょうが、それほど高くもない給料で時の政権を支えていったわけです。
 その後、明治維新が起きて国家体制が変わるわけですが、この修羅場の中を生き抜いた人々が枢密院あたりにいたころは、役人や軍人をうまく使いこなしていた。しかし、そうした人々も少なくなり、1920年代の加藤高明内閣のころから、政治家が役人や軍人を押さえられなくなっていったんだと思います。
 そして、先の大戦が終了。日本の国家目標は経済復興と所得再分配でしたが、目標が決まっているのだからあとはレールの上をうまく走らせればいいわけで、こういう事は役人の得意とするところです。国際情勢も味方し、いわゆる官僚(役人)主導政治もそれなりにうまく機能してきたんだと思います。
 しかし、1990年に冷戦構造が崩壊、アメリカ一極集中の時代になると事情が大きく異なってきました。当然、役人にもこれまでとは違った対応が求められるようになりますが、役人というのはレールの行き先なんかを決めたりするのは苦手なもので、そこに閉塞(へいそく)感が生まれてきた。
 もちろん、レールの行き先を決めるというのは政治家がやらなきゃならん仕事なんですが、そこで重要なのが、役人をどう使いこなしていくかということでしょう。実際、役人というのは、各々の分野ではすごい能力を持ったのがそろっているわけで、公僕という意識をしっかりと持たせ、誇りを持って働かせればそれなりの結果を生み出すわけです。
 そのためには、我々、政治家が役人を上回る見識、発想を持って対処していかねばなりません。ただ、威張っているだけだったり、役人叩きをしているだけではダメなのです。
 「最近、外務省の連中が自信を持ってワアワアやり始めやがったな。」  こんな言葉が聞こえて来れば、外務大臣・麻生太郎の仕事もまずまずうまくいっているってことになるんだと思います。
 

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