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講演・論文
2007年7月6日 MANGAは有能な外交官以上

   いよいよ国会も終わり、参院選に突入します。巷の世論調査などを見ると、自民党はかなり苦しい立場に置かれております。それだけに、党内にはやや浮足立った空気もあるようですが、こういう時にやるべき事は一つしかありません。要するに党が一丸となり、国民の皆さんに一つ一つ丁寧に政策や諸課題に対する解決策を説明し、信頼を回復することです。
 参議院が不安定になると、せっかく立ち直りつつある景気の足をひっぱりかねないだけに、何がなんでも自民党は勝たなきゃあいけません。ご支援のほど、よろしくお願いします。
 さて、漫画文化の国際普及に向け、すぐれた外国人漫画家の作品を表彰する「第1回国際漫画賞」の授賞式を、今月2日に行いました。
 アジア、欧米など の国・地域から146作品もの応募がありましたが、国際漫画賞には香港の漫画家、李志清氏の作品「孫子兵法」が受賞しました。私も読んでみましたが、素晴らしい作品でした。このほかオーストラリア、中国、マレーシアの方の作品に奨励賞を出しましたが、やはり、皆さん日本の漫画の影響を受けているようで、目の大きな絵になっていました。
 もちろん、今回の選考にあたっては公正を期すため、人気漫画家の里中満智子さん、やなせたかしさん、ちばてつやさんらに審査をお願いした次第で、けっして外務省のセンスで選んだわけではないことも付け加えておきます。
 そもそもこの賞は「漫画界最高峰 の 賞を作りたい」という私の発案で、外務省が企画したものですが、もちろん、私の趣味で始めたわけじゃあありません。
 というのも、以前より私は漫画の影響力について関心を持つとともに、もっと評価をされて然るべきだと思っておりました。
 「マンガ」という言葉は今では「カラオケ」と同じように国際語になり、フランスの国立出版協会にも2004年から「マンガ」というジャンルがあるぐらいです。
 過日もポーランドの外務大臣からお土産としてポーランド語版の漫画「犬夜叉」を頂きましたが、外国で出版されている日本の漫画を見るととても興味深いことが分かります。例えば、漫画には擬音がよく使われていますが、絵の中に「しとしと」、「ザーザー」などという擬音があると、日本語でそのまま表記されているか、「SHITOSHITO」「ZA|ZA|」などとローマ字等で書いてある。また、「かわいい」などといった言葉もそのまま翻訳されずに使われる場合が多く、「KAWAII」という言葉は今や世界に広がりつつあります。要するに、漫画を通じて日本人の感覚や文化が世界に広まっているわけで、まさに有能な外交官∴ネ上の働きをしていると言っても過言ではないのです。
 確かに漫画というと、なんとなく子供っぽいイメージがありますし、私も老眼鏡かけて漫画を読むのは、それなりに努力≠ニ抵抗≠烽ります。ですが、漫画の持っている言葉+ビジュアルに訴える力を、我々は率直に評価すべきなんじゃないでしょうか。
 

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